在宅ワークは、主婦やママにとってもメリットが多い働き方です。
「保育園と自宅の距離を考えると勤務可能のエリアは狭くなってしまい、応募できる求人が少ない」と悩んでいる方も、在宅ワークであれば勤務地に影響されることなく応募できます。
ご主人の転勤で引越しすることになっても在宅ワークであれば辞める事なく引越し先でも仕事を続けられます。
在宅ワークであれば、通勤にかかる時間が別のことに使うことができます。通勤による身体への負担や通勤ストレスもなくなり、感染リスクの不安も軽減されます。
「午前中はコンビニで働き、午後は事務の仕事をしている」といった掛け持ちしている方は、勤務先から勤務先への移動に時間がとられますが、在宅ワークでは必要ありません。スケジュール管理さえしっかりできれば複数の仕事をすることも可能で、時給制と成果報酬制の仕事を掛け持ちしている方も多くいます。
社会情勢の大きな変化により、多くの企業が多様な働き方を取り入れ始めていますが、中でも、オンラインとオフラインを併用するハイブリッドな働き方が注目を集めています。
在宅ワークとオフィスワーを状況に応じて選べるハイブリッドワークは今後、定着していくと予想されています。子育てが落ち着いたらハイブリッドワークで復職したいと考えているママも、在宅ワークで働いていた経験があると就職活動にもプラスの材料になります。
「お子さんが発熱したので、迎えに来てください」といった保育園や学校からの急な呼び出しはよくあることです。祖父母など近くにサポートしてくれる人がいない場合、誰かが対応しなければなりません。そんな時も、在宅ワークであれば、仕事をしながら看病することが可能です。
病児保育のシッターに頼むこともできますが、体調を壊して不安な状態の子どもの側にいてあげたいですよね。請負の在宅ワークであれば時間に縛りがないので、作業を調整して対応できます。
時給制など時間に縛りがある在宅ワークの場合、早退や急なお休みはできるだけ控えたいところですが、子育てママに理解のある企業も多くあるので、在宅ワーク探しをする際は、そういった企業の求人募集を探すとよいでしょう。
主婦やママにとっては、仕事の合間に家事ができるのはありがたいです。
時間に縛りがある仕事でも、雨が降ってきたら小休憩をとって洗濯ものを取り込むことができます。
もちろん時給制の仕事で10分以上席を外すなどは問題行動になりますが、お米を研いで炊飯器にセットするなど、1時間に5分以内の家事で節度があれば、基本的に問題行動にはなりません。(コールセンターなど、席を外す際は報告が必要な仕事もあるため、小休憩の取り方については確認が必要です)
家事に仕事に子育てに…と、忙しい主婦やママは時間に追われてなかなか休むことができませんが、在宅ワークでは、休憩時間に昼寝をすることができます。
私自身もほぼ毎日、昼休憩に20分程の昼寝をするようにしています。5時間以上の時給制の在宅ワークでは昼休憩があることが多く、休憩時間は1時間の企業が多いです。昼食は、具沢山のお味噌汁+おにぎりなど、時間をかけずに食べられるものを朝のうちに用意しておくと「昼寝する時間がなくなった!」ということがないのでよいでしょう。
12時から15時くらいにとる15分~30分ほどの睡眠のことを『パワーナップ』と言います。人間の体が休息を欲するのは、お昼過ぎと夜の2回で、午後にとる短時間の昼寝は、認知力や注意力の向上、集中力や作業効率のアップなど、さまざまな効果をもたらします。
「効果はわかるけど会社で寝るのはちょっと…」という人でも、在宅ワークなら人目も気にせず、堂々と(?)お昼寝できます。
『昼の20分の仮眠で、8時間分のスタミナを取り戻すことができる』という調査結果もあるので、疲れている主婦やママにはぜひ取り入れていただければと思います。